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記事: Blog2_Post

OBSとXSplitの比較(レースシム配信)

更新日:2020年7月11日

OBSやXSplitを既に使っていたり導入検討中の方向け情報として、レースシム配信において両ソフトを使ってみた感想を機能に分けて記載していきます。

(ソフトウェアのバージョン更新で記事内容が事実と異なる可能性があります。ご了承下さい)

ゲームはiRacing、情報表示は主にSimHubKappsiPittingを使用しています。
 

■動作速度 OBS > XSplit

OBSはキビキビ

XSplitはボタン操作で遅延有



■使用リソース OBS > XSplit

同じレイアウトを再現した時、使用リソースはOBS比15~30%増しでXSplitの方が多かった。



■基本機能 XSplit ≧ OBS

OBSはXSplitと同じ動作をさせようとした時、操作手順が多く遠回りを感じる。

ただしOBSはロックプレビューやプレビュー非表示が簡単に出来るのに対してXSplitは同機能を持っていない(結構重要)。



■拡張機能 XSplit > OBS

OBSの拡張は配布場所も作者もバラバラで探し難い。

XSplitはソフト内プラグインストアに様々な機能のプラグインが配置されている。



■デザイン機能 XSplit > OBS

ソフト内部で行うデザイン処理については XSplitの圧勝。

画像角の丸め、モザイクぼかし、枠づけ、点滅等などを直感的に操作出来る。

OBSでは機能自体が無い事が多いので外部画像や映像に頼る場面も多い。



■スティンガー XSplit > OBS

XSplitはシーンにあわせてスティンガーを選択出来るのに対し、OBSではバグなのか正常動作しない。(かなり重要)

OBS派生のStreamlabs OBSだと設定可能。



■ソースファイル上書き後の表示更新 OBS > XSplit

OBSは自動更新

XSplitは手動更新

補足:ストリーミングソフトに「a.jpg」をソース表示させる指示を出し、「a.jpg」を別の画像で上書きした時の表示のされ方を指しています。

iPittingはこの方法を利用しレース概要に合わせて同一名ファイルを都度上書きして表示を切り替えています。

OBS系はこの機能に対応しXSplitはしていないという事です。

(txtファイル表示は両ソフト共に自動更新されます)



■シーンの自動切換え XSplit > OBS

OBSは外部プラグインが必要

XSplitは内部で完結する

 

まとめ

即興性(ライブ性)のある環境ではデザイン変更の融通が利くXSplitが有利、事前に装飾ソースをしっかり準備出来る環境ではOBS系が強いかなと感じました。


超個人的には

XSplitに画像自動更新、ロックプレビュー、プレビュー非表示が欲しく

OBSに画像角丸め、スティンガー安定動作が欲しく

Streamlabs OBSに画像角丸めが欲しい

…と私の需要を全てを満たしたソフトはありませんでした。


こんな状況なので使用頻度はStreamlabs OBSを一番手に、XSplit、OBSと続く割合になっています。


XSplitは有料だから少し辛口に

当該ソフトは配信パワーユーザーの欲しい機能を先進的に取り入れていますが、細かい動作不良があったり、使用リソース最適化に詰めの甘い部分が見えたり、OBS全機能をフォローしている訳ではないので現時点では過信せず使い分けの対象と見た方が良いと思います。

尚、機能評価版(PTR)の更新は頻繁なので不満点が解消されるのを薄っすらと期待しています。

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